Vuforia、Unityを使ってARカメラを作ってみる2


2017-03-24

この記事は Vuforia、Unityを使ってARカメラを作ってみる1 の続きです。

3. Unity の設定

3-1. Unityプロジェクトを作成する

Unityを起動します。
インストールされていない場合は下記サイトにてインストールして下さい。
https://store.unity.com/ja

インストール方法は省略させて頂きます。

新しいプロジェクトを作成します。

今回は『ARtest』という名前でプロジェクトを作成しました。

画面が起動したら、とりあえず Ctrl + S を押して、シーンを保存します。
今回は『test01』 というシーン名で保存しました。

 

続いて、今回はメインカメラは使用しないので削除してしましましょう。
Hierarchy ウィンドウ内にある Main Camera を選択し Delete ボタン等で削除します。

 

3-2. パッケージをインポートする

ここから、先ほどvuforia にてダウンロードした、SDK、Database を Unity へインポートします。
ツールバーにあるAssets → Import Package → Custum Package を選択し、
先ほどダウンロードした vuforia-unity-6-2-10.unitypackage を選択します。

するとインポートするパッケージがツリー構造で表示されますので、Import をクリックします。

 

ARtestDB.unitypackage も同様にインポートします。

下のProject タブの Assets にVuforia というフォルダをはじめ、5つ程追加されたと思います。

 

最後に、コンテンツとして表示する3Dモデルを用意します。
今回はみんな大好き ユニティちゃんを表示しましょう!

Asset Store から ユニティちゃんをダウンロードします。
ちなみにAsset Storeを開き、unity-chan と検索すればすぐ探せます。

ユニティちゃんのインストールが終わったらいよいよ、
ARカメラ、ターゲットイメージ、等の設定をすれば終わりです。

 

3-3. 動作設定

まずはARCamera と ImageTarget を設置します。
ARCamera は Project タブのAssets → vuforia → prefabs にありますので Hierarchy ウィンドウへドラッグアンドドロップします。
同様に 同じ場所にある ImageTarget も Hierarchy ウィンドウへドラッグアンドドロップします。

 

設置したら、各種設定をします。

■ Vuforia configuration の設定
まずは ARCamera の Inspector ウィンドウの設定をします。
Hierarchy ウィンドウから ARCamera を選択します。
『Open Vuforia configuration』 ボタンをクリックし『Vuforia configuration』を開きます。


一番上に App License Key という項目があるので、ここに先ほど Vuforia のLisence Manager にて作成したライセンスキーを入力します。
次に Datasets 項目にある 『Load ARtestDB(インポートしたDB名) Database』 にチェックを入れると、
その下に 『Activate』 という項目がでるのでそちらにもチェックを入れます。

 

■ Camera の設定
次に Hierarchy ウィンドウから ARCamera の子要素にある Camera を選択し、
Transform から Position と Rotation の設定をしましょう。
今回は Position x:0|y:1|z:-2 Rotation x:8|y:0|z:0 としました。
Cameraを選択すると右下にプレビューウィンドウが表示されますので、
そこに先ほど設置した ImageTarget が表示されればこの設定はどんな値でも大丈夫です。

 

■ ユニティちゃん の設定

まずは、今回のコンテンツ用に先ほどダウンロードしたユニティちゃんを
ARCamera 等と同様に Hierarchy ウィンドウへドラッグアンドドロップして配置します。
(ユニティちゃんのモデルは Assets → UnityChan → Model にあります)
次に、今設置したユニティちゃんを Hierarchy ウィンドウ内で ImageTarget へドラッグアンドドロップし
ユニティちゃんを ImageTarget の 子要素にします。

 

次にHierarchy ウィンドウ内でCamera を選択し、右下のプレビューウィンドウを見てみましょう。
設置した段階ではユニティちゃんが背中を向けてしまってますので、こっち向けてあげます。
Hierarchy ウィンドウ内でユニティちゃんを選択し、Inspector ウィンドウからプロパティの設定をします。

Position の Y を -180 に設定しましょう。
これで、次にHierarchy ウィンドウ内でCamera を選択し、右下のプレビューウィンドウを見てみると、ユニティちゃんがこっちを向いていると思います。

■ ImageTarget の設定

最後に ImageTarget の設定をします。
Hierarchy ウィンドウ内でImageTarget を選択し、Inspector ウィンドウの
Image Target Behaviour 内の Database 欄 から インポートした 『ARtestDB』を選択します。
すると、その下の Image Target という所に、Image Targetに設定した名前が選択できると思います。

これで全ての設定は終わりです。

PCにカメラが付いていれば中央上にある ▶ ボタンを押すとカメラが起動しますので、
ターゲットに指定した画像を写すとユニティちゃんが現れるはずです。

 

3. ビルドしてAPKファイルを作成する。

では、出来上がったアプリケーションを実際にビルドして、デバイス上で動作を確認してみましょう。

上部ツールバーから File → Build Settings を選択します。

Build 用のウィンドウが立ちあがったら今回は Android 用のアプリとしてビルドをするので、
まずは Platform の項目から Android を選択し、下のSwitch platform をクリックします。
これで Android 用に切り替わります。(Android の隣にUnity マークが付いていればOKです)

切り替えたら、次に左下の Player Settings をクリックします。
すると右のInspector ウィンドウに設定情報が出るので、Identification にある Bundle Identifer 欄を編集します。
ここを適切な名前に変えていないとビルドエラーが出るので注意。
デフォルトで『com.Company Name.Product Name』と書いてあると思いますので、
ここを Inspector ウィンドウの一番上で設定できる Company Name, Product Name を設定し、Bundle Identifer もそれに準じて適宜置き換えます。

 

最後に Add Open Scene をクリックし、シーン一覧から今回ビルドするシーン(今回はtest01)を選択し、
Development Build にチェックを入れて、Build ボタンをクリックして保存先のディレクトリを選択し、
任意の名前を付けて.apkファイルがダウンロードします。

 

あとはこの.apkファイルをスマホに入れるだけです!
USB などで端末に送るか、メールで送付してもインストールできます。
こちらを参考にしました。

Google Play以外から入手した野良apkファイルをAndroidにインストールする方法

 

そして実際に入れてみた画像がこちらです。

 

さて、それではアプリを起動して、実際に設定した画像を表示してみましょう!

じゃーん。

きましたユニティちゃん!

これでとりあえずARカメラアプリは完成です!

ただ、ユニティちゃんに何も設定をしていないので、T字立ちのままなのがさすがに寂しいので、
次回はユニティちゃんに待機アニメーションを設定までして、このシリーズを終了したいと思います。